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【基礎】フカセ釣りで使われる針の違いについて

針の種類と特徴
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フカセ釣りでよく使われる針の写真

 多種多様な針ですが、対象魚の口の大きさや形状に合わせて針が設計されているので、長所短所がはっきり分かれます。この記事ではフカセ釣りで良く使用される針を、それぞれの魚の形状に合わせて解説し、長所短所を説明します。また、筆者の所感も書いています。
 針の各部の名称や役割についてはこちらの記事を参照ください。針選びの知識が深まるかと思います。

①チヌ(クロダイ)針

チヌ針の写真

 チヌは、口が大きい魚ですが、大きくても50センチ程度です。引きもそこまで強くありません。なので、長軸で軸は細い製品になります。また、ひねりを加えている製品が多いです。長軸で細軸かつヒネリを加えている為、針の強度が低いです。ふいに大物がかかると、簡単に針が伸ばされてしまい、魚が逃げる欠点があります。

特徴
・軸が長い
・軸が細い

長所
・針が飲み込まれにくい

短所
・真鯛・青物などの大物がかかると針が伸ばされる(強度不足)

筆者の所感
50センチ弱の真鯛でもチヌ針伸ばされた経験あります。

②グレ針

グレ針の写真

 グレは、大きさのわりに口は小さいので、短軸で軸は太いものが主流です。針先は内向きになっているものが多い印象です。(針を飲まれたときに歯で糸を切られにくくする)

特徴
・軸は短い
・軸は太い

長所
・魚の食いがよい

短所
・針が飲み込まれやすい
・針が少し重い

③伊勢尼針

伊勢尼の写真

 チヌ針など他の針は、対象魚名+針の名前になっていますが 伊勢尼は、対象魚名ではありません。多魚種を狙える万能針です。 チヌ針とグレ針の中間のような形状をしています。

特徴
・軸は少し長い
・軸は普通の太さ

長所
・魚の食いが良い

短所
・針が飲み込まれやすい

筆者の所感
 伊勢尼の形状は、グレ針の軸を少し細く長くしたイメージです。グレ針ほどではありませんが、軸に太さがあるので強度があります。軸がグレ針よりも細く、針が軽いので、グレの食いが悪いとき、サシエをゆっくり落としたい時に活躍します。

④真鯛針

真鯛針の写真

 真鯛は、黒鯛と同様に口が大きいです。また、大きいもので1mになり、引きも強いです。そのため、長軸で、太軸形状になります。

特徴
・軸が長い
・軸が太い

長所
・強度が高い

短所
・食いが悪い
・針の重量が重い

筆者の所感
 一般論なので書いていますが、軸が太いと食いが悪くなるとされます。・・・が実際は、太軸の真鯛針でも、神経質と言われるチヌをたくさん釣れます。ソースは筆者の釣果報告欄を確認ください。真鯛針でチヌが普通に釣れています。
 ・・・筆者の体感では、チヌ針と真鯛針によるチヌの釣果差は全くないと感じています。正直、チヌ狙いの人も真鯛針でいいのでは…と近年思っています。

⑤ヒラマサ針

ヒラマサ針の写真

 ヒラマサは、口が大きく1m以上の個体も普通に存在します。引きも強烈なので、真鯛よりもさらに太軸となっています。

特徴
・軸が長い
・軸がかなり太い

長所
・とても強度が高い

短所
・食いが悪い
・針の重量がとても重い

筆者の所感
 沖磯でフカセ釣りをしていると、寄ってきた小魚を青物が捕食しだすときがあります。その青物を狙う場合は準備しておきましょう。(撒き餌で寄った小魚を掛けて、針だけ変えて泳がせると簡単に食ってきます。だまされたと思ってやってみてください。)青物が出る沖磯に行く人は持っておいて損はありません。青物の強烈な引きは楽しいですよ!

まとめ

 今回の記事ではフカセ釣りでよく使われる針の種類とその特徴を解説しました。

 基本的には釣りたい魚(釣れている魚)がいるはずなので、その魚種名の針を使えば大きな問題はありません。
もし、応用でマイナーな魚を釣りたい場合は、狙う魚の口の大きさや形状・魚の引きから度の針が良いのか決めてみてくださいね。

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