撒き餌を使用するフカセ釣りでは、柄杓は最も重要な道具といっても過言ではありません。ダイワ・シマノ等の有名メーカーから比較的マイナーなメーカーまで調査・比較して、ウキフカセ釣り用のおすすめ柄杓まとめを作りました！筆者が実際に使っているものもあり、そちらは個別に詳細製品レビューも作成する予定なので是非そちらも参考にしてください。
目次
柄杓購入で知っておくべき基礎知識
この記事では、特に重要な3点に絞って解説します。
柄杓の選び方の詳細は、別途作成予定です。
柄杓の長さについて
柄杓が長いと遠投性能が向上しますが、より腕力を必要とします。1本目の柄杓は基本的に80センチ程度の長いものをお勧めします。（筆者は非力ですが80センチ前後のチタン製柄杓を難なく使えている）
撒き餌の飛距離の大きさで釣果が決まってしまう場合が少なからずあるので、1本目は長い柄杓を選びましょう。2本目は、短い柄杓を購入して近距離へ楽に投げられるようにするのがベスト。
カップの材質について
カップの材質は、柄杓離れ（遠投性能）・柄杓の軽さに影響します。カップの材質は主に3種類です。
・樹脂製
・ステンレス製
・チタン製
樹脂製は、安価ですがフカセ釣りで使用してはいけません。撒き餌の飛距離が出ないためです。
ステンレス製は、重い欠点を抱えますが実用十分です。コスパに優れています。
チタン製は、価格が高いですが、軽いので快適に釣りができます。疲れにくいです。
カップの大きさについて
カップの大きさは10cc～30cc が標準です。
・初心者さんは大きめのカップ（30cc程度）がおすすめ
初心者さんは他の動作に追われることが多く、撒き餌を撒く回数が少ない傾向があります。カップの容量が大きければ、撒き餌を撒く回数が少なくてもしっかり撒き餌を撒けます。
・経験者さんは小～中くらいのカップ（10～20cc程度）がおすすめ
ある程度釣りに習熟してくると、各動作が早くなるので時間に余裕が出ます。撒き餌を切らさず少しずつ撒いて常に撒き餌を効かせる様にしましょう。
予算別で徹底比較！ おすすめの柄杓8選
予算別で選ぶ柄杓：チタン製（ハイエンドクラス）
ベルモント(Belmont) プレミアムトーナメント
カップの大きさ:SS（9cc）、S(12.5cc)、M(16cc)、L（23cc）の4サイズ
筆者の評価
機能性：
コスパ：
・ベルモントのハイエンド柄杓です。
・ハイエンドですが価格が安いのでコスパに優れています。
・ハイエンドの中で、唯一SSカップ(9cc)を選択できます。
→コマセを細く長く撒き続けたい中級者以上のあなたにもお勧めです。
・カップがゴールドなのも美しいですね。
ベルモント(Belmont) ディスタントターゲット
カップの大きさ:SS（9cc）、S(12.5cc)、M(16cc)、L（23cc）の4サイズ
筆者の評価
機能性：
コスパ：
・ベルモントのミドルクラスの柄杓です。･･･が、なんとチタンカップが搭載されています。
・チタン製柄杓の最安価格です。チタン製にして柄杓離れや軽さを体験してみたいあなたにおすすめです。
・シャフトは柔らかめです。腕力が弱めな方におすすめ。
ダイワ(DAIWA) ロングキャスター チタン4
カップの大きさ:M（16cc）、L（20cc）の2サイズ
筆者の評価
機能性：
コスパ：
・筆者が現在メインで使用している柄杓です。
・コマセの柄杓離れ・飛距離・コントロール性はとても良いです。
・（筆者の詳細レビューは別記事作成予定です）
シマノ(SHIMANO) ファイアブラッド チタン遠投ヒシャク
カップの大きさ:M（20cc）、L（30cc）の2サイズ
筆者の評価
機能性：
コスパ：
・筆者が現在メインで使用している柄杓です。
・コマセの柄杓離れ・飛距離・コントロール性はとても良いです。
・グリップを握るだけでカップの方向が決まるので、ウキを見ながら撒き餌ができる点がとても気に入っています。
・塗装もファイアブラッドシリーズにならい赤・金で美しいです。
・筆者はこれまで6本ぐらいハイエンド柄杓を使いましたが、この柄杓が最も性能がよかったと感じています。機能性の評価は最高評価の★５を付けています。
・（筆者の詳細レビューは別記事作成予定です）
シマノ(SHIMANO)鱗海チタン遠投ヒシャクブラック
カップの大きさ:M（20cc）、L（30cc）の2サイズ
筆者の評価
機能性：
コスパ：
・シマノの鱗海シリーズのハイエンド柄杓です。
・グリップを握るだけでカップの方向が決まるので、ウキを見ながら撒き餌ができます。
・塗装は鱗海シリーズにならい落ち着いた黒色になっています。
マルキュー パワーチタンヒシャクＴＲ－０２
カップの大きさ:S（15cc）、M（22cc）の2サイズ
シャフトの硬さ：H（ハード）、UH（ウルトラハード）の2タイプ
筆者の評価
機能性：
コスパ：
・好みによって使い分けができるようH（ハード）とUH（ウルトラハード）の硬さを選べます。
予算別で選ぶ柄杓：ステンレス製（ミドルクラス）
ダイワ(DAIWA) ロングキャスター ステンIII
カップの大きさ:M（20cc）、L（30cc）の2サイズ
筆者の評価
機能性：
コスパ：
・ダイワのミドルレンジ柄杓です。低予算でフカセ釣りを始めたい人にお勧め。
シマノ(SHIMANO) ハイパワーX ステン遠投ヒシャク
長さ：65cm、73cm、80cmの3タイプ
カップの大きさ:M、Lの2サイズ
筆者の評価
機能性：
コスパ：
・シマノのミドルレンジ柄杓です。
・グリップを握るだけでカップの方向が決まるので、ウキを見ながら撒き餌ができる点が優れています。
まとめ
筆者おススメのフカセ用柄杓を紹介しました。
・1本目の柄杓は、長めの80センチがおすすめです。
・フカセ釣りでは、カップの材質はステンレス性かチタン製の柄杓を使いましょう。
・カップの大きさは、自分の技術と相談して決めましょう。フカセ釣り始めたてなら大きめのカップを、慣れているなら小さめのカップを選ぶと良いことが多いです。
柄杓は、フカセ釣りで最も重要な道具と考えています。この記事が柄杓選びに少しでも参考になればうれしいです。
