フカセ釣り初心者のための基本知識

黒鯛、真鯛、メジナと適水温について

魚は変温動物です。変温動物は、周辺の温度によって活動量が左右されます。ですので、魚釣りにおいて水温と魚の活動を勉強しておくことは大切です(特に水温の下がる冬場)。 ここでは、フカセ釣りの代表として、黒鯛、真鯛、メジナの適水温について論文を引用しながら記事を書いていきます。 情報量が多いので、ぜひ見返しに来てくださいね。
引用元:”海生生物の温度影響に関する文献調査”著:下茂繁ら 2000年

黒鯛の適水温について

筆者(ロケット)の感想
産卵期の乗っ込みは、一般的に14~16℃からと言われています。大体あっていますね。
成魚期の適水温は10~30℃です。冬場は水温10度を切る時もありますから、冬場釣りに行くときは水温確認をしっかりしましょう。特に、未成魚期の摂餌温度が8℃なので、成魚も近い温度で摂餌しなくなると考えられるので、水温8度以下になる場所では釣りをしないほうが賢明でしょう。水温が5度以下になる場所にはチヌはいない、ということもわかりますね。

真鯛の適水温について

筆者(ロケット)の感想
一般に、真鯛は黒鯛よりも乗っ込みが遅いと思われていますが、この研究によると乗っ込みは黒鯛よりも早いことを示唆しています。筆者の経験では、大型の真鯛ほど乗っ込みが早いという印象があり、大型の真鯛は黒鯛よりも乗っ込みが早い、という感じです。中型~小型真鯛の乗っ込みは、黒鯛の乗っ込みよりも遅いと感じています。適水温、摂餌水温、生存水温も黒鯛に近いですね。

メジナの適水温について

筆者(ロケット)の感想
ちょっと情報が少ないですね。一般的にはメジナは16℃程度から産卵期になるといわれていますね。生存水温が黒鯛同様に低く、冬場でも釣れる可能性はありそうですね。

まとめ

 黒鯛・真鯛・メジナの適水温を引用して解説しました。
水温が低くなる冬の時期は、しっかり水温を確認して適水温に入っているか確認しましょう。また。必要に応じて水温が高くなる場所で釣りをしましょうね。

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