
筆者が現在使っている磯竿、剛弓フカセマダイ2-530をレビューします。
結論を最初に書き、詳細はあとで書き綴ります。
結論
触れ込み通り、レコードクラスの真鯛を取れる大物用ロッドです。60センチくらいの魚相手からこの竿の真の実力が発揮され、良い曲がり、反発力を見せます。この竿を使って魚が取れないということは、自分実力不足である、と痛感できる良い竿です。
チヌ相手では、竿は先調子くらいから曲がり問題なく使用できますが、パワーが強いのでやり取りが短時間で済むので手返しが良いです。一方、パワーが強いのでやり取りを重視したい方には向かないでしょう。
購入に至ったわけ
細ハリス派だったロケット(筆者)は、1.5号の磯竿に1.5号のハリスを使用していました。
これまで大物(60センチ以上)を相手にした時、やり取りがどうしても慎重になりがちで、時間がかかっていました。
時間がかかるのでどうしてもハリスが根に擦れてしまい大物のキャッチ率は5割程度という現状がありました。
これを釣りの上手い友人に話したところ、「細いハリスではどうしても取れないときがある。太いハリスにしてみ?」と言われました。
単純な筆者は、10年以上続けてきた細ハリス派から太ハリスにとりあえず変更することに決定。太いハリスを生かすために、強い竿を探していました。
そんな中で竿を調査していたところ、見つけたのがこの ”剛弓フカセマダイ” ホームページを見れば、レコードクラスの真鯛を狙えるとの触れ込みが。
現在フカセで真鯛を狙える地域に住んでいたので、見た瞬間これだ!! と思いました。
この竿の号数ラインナップは、2号のみだったので大物を取るためにどれぐらい竿を硬くすればよいのかという悩みが発生しなかったことも良かったです。
剛弓フカセマダイの使用期間について
・購入時期:2024年3月
・使用期間:1年
・使用回数:15回程度
・使用道糸、ハリス:3号
・キャッチした主な大物
60センチ以上コブダイ
59センチ真鯛(釣行記録あり)
65センチスズキ(釣行記録あり)
45センチ程度の黒鯛
使用した感想について
・大型魚のキャッチ成功数
4HIT中3枚キャッチしています。キャッチ率は75%ですが、60センチ級の魚を相手にしても竿にかなり余裕のやり取りができています。
竿に余裕があると、心にも余裕が生まれました。またやり取りの時間も短時間になり、ハリス切れの可能性を減少させることに成功しています。当然手返しも向上しています。
・超大型魚を掛けた時の使用感
胴調子になってぶち曲がります。他のハイエンドクラスの竿と比較すると粘りは弱い気がしますが、そもそものパワーが強いのであまり気になりません。
・チヌに対しての使用感
この竿は2号ですが、40センチのチヌでも普通に竿が曲がり、チヌ釣りにも使えそうだと感じました。30センチ台のチヌでも竿は曲がってくれる(多少先調子かな)ので、太いハリスの力を使って一気に寄せられます。黒鯛は20枚くらいHITしましたが、1枚もばらすことなく釣りあげています。十分実用圏内です。
ただし、竿・ハリスの力が大きくなるので、チヌの引きに余裕で勝ちます。レバーブレーキ、ドラグは不要になります。レバーブレーキ等使用したやり取りを重視したい方にはこの竿は向かないです。逆に言えば、レバーブレーキ・ドラグが不要になるので、初心者がつかっても簡単にチヌが釣れるという考え方もできますね。
【各部写真】
穂先

穂先はオレンジ色です。ウキが見えないとき、アタリを取るのに役立ちます。

元竿部①

元竿部②リールシート

元竿部③竿尻部

竿袋

総評
・レコードクラスの真鯛を取るための竿
→まさにその通り。 この竿があればメートルクラスまで獲れるでしょう。
一般的な大型魚である、60センチ級のグレ、チヌ、真鯛を余裕をもって相手することができます。
この竿を使ってハリス切れしたら私の腕不足だった。と素直に認めることができます。(恥ずかしながら・・・)
・チヌを掛けても竿が曲がり楽しむことはできますが、レバーブレーキ・ドラグは不要です。やり取りを楽しみたい方には向きません。
・Q:この竿を買って満足していますか?
→はい。新しい景色(大型魚)が狙える良い竿です。メインの磯竿になっています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。磯竿選びの参考になればうれしいです。