フカセ釣りで必要な道具

【これから始めたい人向け】一番最初に読む ウキフカセ釣りの基本的な仕掛けと役割

ウキフカセ釣りおもしろそう!だけど、正直全くわからないや…となっている方向けに、基本的な仕掛けについて解説します!
 ウキフカセ釣りは、ウキを使用し、仕掛けを沈めるためのおもりを付けて行います。
 一般的なフカセ釣りの仕掛け構成は、以下の絵の通りです。ウキにオモリ、針があるだけです。比較的シンプルだと思いませんか?

それでは、各部品の大まかな役割を説明します。
詳細の解説記事は、逐一作成していく予定です。

釣り竿

 釣り竿は、仕掛けを投げる役割や、魚の引きを受け止める役割があります。
フカセ釣りには磯竿を使用します。
 磯竿の基本的な特徴は、○○号△△△と表記されます。
”○○号”は、竿の強さ(硬さ)を表します。数字が大きくなるほど強く、硬くなります(大物向けになる)。
”△△△”は、竿の長さをcmで表します。530であれば、530cmとなります。

リール

 フカセ釣りにはレバーブレーキ付きリールを使用します。
レバーブレーキとは、レバーが付いているリールです。↓

レバーブレーキの説明写真

 リールは、リールの大きさ(≒巻ける道糸の量)を、○○○○番と表現します。→例:2500番
番号が大きくなるほどリールは大きくなります。 
 ※同じ番手でもメーカーによってリールの大きさは違います。詳細の情報は製品に記載の糸巻量で確認してくださいね。

 フカセ釣りで使用するリールは、使用したい道糸の太さが150mほど巻けるものを使用することが基本です。道糸の太さは2号前後を使いますから、リール番手は2000~2500番程度になることが多いです。

 レバーブレーキリールは、普通のリールに比べて価格が高いです。別のリールがある等、安くフカセ釣りを始めたい人は、レバーがない普通のリールでもOK。
(ただし、レバーがない分色々劣る場面あり。詳細は別記事作成予定)

道糸

 基本的な材質はナイロンもしくはPE。こだわりがない限りはナイロン一択です。
一般的なフカセ釣りの場合、ナイロン材質の1.5号~3号程度の太さを使用。比重はサスペンドのものがオールラウンドに使いやすいです。ナイロンは劣化が早く、定期的な交換が必要になります。
 PEを使用する場合は0.8号前後を使用します。PEは、磯釣り用と銘打ってあるものが糸のコシがあり比較的使いやすいです。PEは、細くて強度があるので、遠投には向きます。が、糸がふにゃふにゃして絡みやすい、糸が伸びないので魚の急な引きに対しては緩衝材として働いてくれません。上級者向きです。

ウキ止め

 しっかり道糸に巻き付けてコブを作り、ウキがウキ止めより上に行かないようにする役割を持っています。このウキ止めから、針までの長さを ”ウキ下”と呼び、ウキからどれくらいの深さに針があるかを示します。ウキ止めの位置を変えて針を沈める深さを変えます。
ウキ止めは、視認性、ウキの固定力、ウキ止めの位置の替えやすさ、このあたりが重要な検討事項で、実はかなり奥が深いです。 ウキ止めにこだわり始めたらあなたも一人前かも。

シモリ玉

 ウキ止めだけではウキがウキ止めを通過してしまう場合に使います。(多くの場合使用します)

ウキ

 魚のアタリを検知する役割、ウキの自重で仕掛けを飛ばす役割があります。棒ウキ、中通しウキ等があり、それぞれ一長一短があります。多種多様な製品がそろっています。

潮受け部品

 仕掛けを絡みにくくする、ウキとオモリの間のクッション、底潮をつかむ、仕掛けが沈んでいくか確認できる等あり、色々な製品・特長がありますが、まずは普通の”からまんぼう”から使うとよいでしょう。

オモリ(道糸)

 道糸に着けるオモリは、落としオモリとも呼ばれ、道糸の部分を素早く沈ませます。
オモリを複数使う場合は、ウキに近いほうのオモリほど重いもの使用し、針に近づくにつれて軽いオモリを使用するのが基本です。

サルカン

 道糸とハリスをつなぐ接続金具。糸のヨレを軽減する効果もある。サルカンを使わずに道糸とハリスを直接結ぶ方法もあります。

ハリス

 針を結ぶ、先端の方の糸。主な材質はフロロカーボン、ナイロン。
ハリスは、海中の根と擦れて傷がつきやすいため硬くて耐摩耗性が高いフロロカーボンを使うのが普通です。道糸にPEを使用している場合は、PEが伸びないという欠点を補うため、ナイロンのハリスを使用して伸びがきくようにする場合もあります。

オモリ(ハリス)

 ハリスに着けるオモリは、仕掛けの角度をコントロールするのに使います。(使用しないスタイルもある)落としオモリより小さいサイズのものを複数うち、自然に沈下させるようにつかうのがコツ。

 狙う魚によって変えますが、基本的には製品に対象魚名が書いてあるので初心者でも間違いにくいです。(とりあえず鯛類狙いならチヌ針、メジナ類狙いならグレ針を選べば間違いはない)遠投用、刃先が鋭い等、針に特徴を持たせてある製品もあります。

まとめ

 ウキフカセ釣りで使用する基本的な仕掛けを解説しました。基本的な構成は、ウキとおもり、針があればよいです。簡単ですよね?
・・・簡単なんですが、やってみると非常に奥が深いのです。フカセ釣りが面白い理由の一つがこれ。

 初めての道具の選び方はこちらの記事たちを参考にしてみてください。

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