ガン玉・水中ウキ

【初心者にこそオススメ!】水中ウキの基本的な使い方と仕掛け

水中ウキの写真

水中ウキとは

 水中ウキは、実際は中通しのおもりで、水に沈みます。普通のウキを付けて、その下に水中ウキを付けて使用します。ウキと名前がついているのに、少しわかりにくいですね。では、普通のおもり(ガン玉)と何が違うのでしょうか。

普通のおもりとの違いは2点あります。
・体積が大きい
・中通しである

特に体積が大きいという点が水中ウキの大きなメリットになります。体積が大きいことがどのような場合に有効になるのか次の章で説明します。

水中ウキが有効な場面

水中ウキを使うと、メリットが3つあります。

①表層の潮の流れが見える
②強風下で仕掛けを流しやすくなる
③2枚潮で仕掛けを流しやすくなる


各メリットについて理由を説明していきます。

①表層の潮の流れが見える
水中ウキは、水に沈みます。
水中ウキが沈む方向によって、水中の潮の向きがよく見えます。これが見えると、2枚潮の有無やその強さが見えるので、釣りの構築がしやすくなるメリットがあります。具体的なイメージ図を下に示します。

水中ウキの沈み方がわかる

②強風下で仕掛けを流しやすくなる
強風下では、ウキが風の力を受け、仕掛けが嫌な方向へ流されて行きます。
水中ウキを使用することで、潮の力を受ける部分を作り、風の力に対抗することで仕掛けを潮流に乗せやすくします。

水中ウキの風の影響

③2枚潮で仕掛けを流しやすくなる

2枚潮は、表層と底層部の流れが違うことで、仕掛けが嫌な方向に流されます。 水中ウキを使うと、低層部の潮の流れを受けることができ、底潮に乗せやすくなります。

水中ウキと2枚潮



時水中ウキが付いていれば上記の理由で潮をキャッチしてくれます。最強ですね。

初心者さんは、潮の流れや仕掛けの状態を読むのが難しいと思うので、7m以上の深場を釣る場合は、とりあえず水中ウキをつけてよいです。深く考えなくても水中ウキが底潮をつかんで仕掛けをちゃんと流してくれます。

では実際の仕掛け例を次章で示します。

水中ウキを使用した仕掛け例

実際に使用した水中ウキの仕掛け例を載せます。(釣行記録はこちら

水中ウキの仕掛け

上記は、水中ウキの基本的な仕掛けの構成です。ウキの浮力に対して、同じ号数の水中ウキを使用して使います。上記の仕掛けは、0.8号のウキに0.8号のおもり(水中ウキ)を付けた、という解釈になります。
 クッションゴムは、水中ウキがサルカンやウキとぶつかって傷つかないようにする目的で使用しています。(ゴムが貼ってある水中ウキは、このゴムは不要です。)

また、水中ウキを使用する仕掛けでは、必ずサルカンを使ってください
サルカンがないと、水中ウキはどんどん沈んで針のところまで行ってしまう為です。

水中ウキを使う際の注意点

・水中ウキを使用して根掛りした際に糸を強く引っ張ると水中ウキがサルカンを突き抜け、ハリスの方に行くという現象が発生します。 下図のような状況です。

水中ウキのロスト理由

根掛かり中に、強く糸を引っ張るとサルカンは上に引っ張られますが、水中ウキは中通しのため下に行こうとします。この状態で根掛かりが外れると、サルカンが思い切り動き、水中ウキがサルカンを突き抜けてしまうことがあります。最悪、水中ウキが破損したり、水中ウキをなくすことになります。(3敗以上)これを防止するためには2つの方法があります。

①大きめのサルカンを使用する (7号程度がおすすめ)
②穴の小さい水中ウキを使う 

どちらの方法にせよ、使っている水中ウキの穴の大きさとサルカンの大きさの関係に注意すると無駄なロストを減らすことができます。

どんな水中ウキが良いのか

すでにお分かりかもしれませんが、水中ウキは潮の流れを受けるために使うので、潮の流れをよりよく受けるために、体積が大きい水中ウキがおすすめです。

小さな水中ウキは、中途半端な性能になる場合がありますので、あまりお勧めしません。
水中ウキは、安くはない部品なので、しっかり選定して良い製品を購入してください。(筆者おススメの水中ウキは、別記事作成予定です。)

まとめ

水中ウキは、水に沈むおもりです。体積が大きいので、底潮を受けることができ、釣りにくい状況を釣りやすくしてくれます。

初心者さんは、潮の流れや仕掛けの状態を読むのが難しいと思うので、7m以上の深場を釣る場合は、とりあえず水中ウキをつけてみるのもありですね

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